投稿時食べログ口コミ件数:32件
昭和レトロな焼き鳥屋には店主の咥えタバコも似合います!
場所は大須。矢場町寄り。味仙の裏手って言ったほうが、早いかも知れない。
初鳥のはす向かいには、焼肉の人気店が出来ていた。
10数年振りの訪店。
そのころからレトロでしたが、さらにレトロ度を増している外観。
暖簾の上の、かも&すずめ、が素敵です。酒は現在、大関ではなく名古屋の地酒「東龍」のもよう。
※東龍の蔵は、守山区(ほとんど春日井)。庄内川を抜けて名古屋に入ると19号沿いに「東龍」の看板が見えてきます。一度、蔵にお邪魔したことがあって、それはもう立派な蔵でした。スペースが広いので、ライブなんかもやっている、と社長が言っていました。蔵限定の酒も売っているので、日本酒好きは蔵の見学がてら是非、東龍に行ってみて下さい…
名古屋の呑み屋は、名古屋の地酒を置こう!
瓶ビールは、キリンとサッポロから選べます。
迷わず、黒ラベルをチョイス!
スライド式の冷蔵ショーケースだから、冷えが甘いのが残念。
しかし、初鳥の焼き鳥には、ある意味、ギンギンに冷えていないビールの方が合うような気もする…。
訪店した時間は、20時くらいでしたが、メニューの殆どは品切れでした。
名古屋コーチンとか、ハツとか、頼んだが、全部ないと言われ…
逆に「何がごじゃる?」と聞いた方が、早かった。
「つくね」220円。
けっこう、ボリュームがあるから、220円でもお得?
どうでもいい話なのだが、ガキの頃、桑名の寺の仕出しで喰った「つくね」が当たり死にかけた事がある(笑)。
「つくね」を克服し、喰えるようになったのは比較的最近、日本酒を飲み出した30代の頃だ。
初鳥のつくねは、物凄く優しい味で、くさみもなく、普通に美味いが、やばい美味さではないので、積極的にはお勧めしない!?
「日本酒(東龍)」二合 800円。
黒ラベル呑んだ後はそっこー、東龍。
熱燗にしてもらった。
確かに、東龍の山廃は焼き鳥に合う!!
「銀杏」210円。
殆ど売り切れなもんやから、仕方なしに、銀杏を注文。
ふつーに、美味い!酒が進む。銀杏には日本酒だ!
銀杏で思い出すのは、去年の10月頃、中村区をふらついていると、歩道で、下を向いて右往左往しているオバハンがおった。
ん?コンタクトレンズでも落としたんやろか?と思って注視すると、
銀杏を拾っていたw
私も、旬の時期に銀杏を拾って、七輪炭火で焼いたろかしら?
お通しの漬物が、薄味で美味しい。
なるほど、焼き鳥と焼き鳥に合間に食べたくなる味。
食感もこりこり、なかなかいける!
「手羽先」250円。
いわゆる、風来坊とかの、禿げ散らかしたパサパサの手羽先とは180度違って、ぶりぶり、もちもち、食い応えのある、軟らかいテクスチャの手羽先。
口に入れて一撃で、すぽっと身が取れて、骨だけになる。
大変気持ちがいい。
これは、美味い!塩加減もちょうどいい!
手羽は、マストで…
「砂肝」180円。
ほとんど、売り切れなもんやから、仕方なしに再度のオーダー。
写真では、固くて食べづらそうに見えるが、食感は柔らかめ。
美味しいが、あまり印象にない。
初鳥ではスルーしていいかも知れない…
キャベツの御代わりくれた。自分専用のソースが嬉しいです。
炭火用のステンレスの焼き台が見える。
分厚いアクリル板もカウンターの前に挟んだだけ、というシンプルな焼き場。
焼き台の上に換気システムはなく、店の入り口にある丸い換気扇だけの排気。
カウンター右奥にある冷蔵庫は家庭用と、
究極、焼き鳥屋は、焼き台一つあればすぐに始められる飲食ビジネスだなあ、と感じさせてくれる店内。
焼鳥屋なら、アイデア次第でいくらでも低予算で開業できますね。
メニュースタンド
8時くらいの時間で、オーダーできるのは、砂肝と銀杏、ピーマン、手羽先くらいだった。
うなぎ小串や、牡蠣、帆立あたりもそりゃ美味いけど、焼き鳥だから鳥を喰いたい。
殆ど、売り切れで不完全燃焼のため>>>
後日、直ぐに再訪しました。
今回は、4時55分に登場(笑)。
暖簾を出す前だったけど、大将が中に入れてくれた。
焼き台の炭がまだ起きていない。
炭が上がるまで待つ時間も悪くないですな。
ビールを頼むと、自分で取ってくれ、と言われました(笑)。
セルフです!
取り敢えず、名古屋コーチンと手羽をオーダー。
「名古屋コーチンねぎま」420円。
名古屋コーチン美味い!
420円だから、味わって食おうと思ったが気付いたら一気食い。
柔らかめの食感なんだけど、適度な歯応えもあって、とにかく優しい味。
コーチンが非常にデリケート、でもって、間に挟んだネギの焦げ目の狂暴な感じが、いいアクセントになっている。
これは、名古屋コーチンだけで喰うより、ネギマにした方がバランスは良くなるでしょう。
「手羽先」250円。
手羽先は、マスト。これはハマる!
日本酒もいいが、ビールに合う!
取り敢えずビールで、最初はビール飲みながら、この手羽先食って、それから、東龍でハツ、砂肝みたいな流れがベストか?
塩だれが優しい味で、塩気もそれ程強くないので、子供でもいけそうな手羽先です。
「なんこつ」180円。
ナンコツは東龍(常温)で頂いた。
ナンコツだから当然、こりこりっ、としているんだけど、そんな「ゴリゴリ」した狂暴な食感ではないので、ナンコツが苦手でもいけそうな一本。
こいつもそうだが、焦げ目の付け方が上手いです。
ナンコツもマストです。
「かわ」180円。
かわはタレで頂いた。
基本的に、焼き鳥はいつも塩ばっかなんだけど、タレでも一本喰いたくなって、かわでオーダー。
初鳥は、串を焼き終わったあとに、壷のタレに一回だけくぐらせます。
タレ付けて、焼くより、あっさり味になります。
個人的に、焼鳥のタレの味は妙に甘ったるい砂糖風味が大嫌いなのだが、ここ初鳥のタレは非常にあっさりとしていて、好印象。
これならタレでいっても、たくさん食えそうだ。
知る人ぞ知る、KNKの定番、やきとりのタレ。
家で焼くときにたまに使うが、KNKは甘ったるくて、あまり好きではない。
初鳥のタレは、ベクトルとしては、KNKと真逆だと言えば分かってもらえるだろうか…
同じ大須の焼き鳥屋「角屋」のタレのほうが、KNKに近い気がする。
「つくね」220円。
ボリュームも十分で、美味しいです。
初鳥やきとり・レコメンド
名古屋コーチン、手羽先、なんこつ、かわ(タレ)、東龍。
鳥ではないが、帆立も貝好きには是非!
初鳥大将の焼き
カウンター横の席なので、焼きの作業がライブで目に入る。
私は、焼き鳥屋に行くと、どこでも、焼きをガン見します(笑)。
初鳥の大将は、串をほったらかしで、殆どひっくり返さない。
尋常じゃないくらいくるくる回して、焼く人もいますが、初鳥は、A面>B面、と焼いて、A面に戻って、終了、みたいな感じです。
自分もたまに、安物の電気コンロで焼き鳥焼いたりするのですが、けっこうひっくり返してしまいます。
大将の焼き方は参考になる、今度やってみよう。
各焼き鳥の写真を見てもらうと分かると思いますが、焦げの付け方が上手い。けっこう、大胆に焦がしているけど、食べると、それほど、焦げの味はしないです。
炭もそれ程強くないです。ある程度弱火でも遠赤外線効果で焼けるところが、ガスと違った炭の一番のアドバンテージでしょうか。
最後に一言
22時までの営業ですが、客が一回転すると半分くらい売り切れになってしまいます。
遅くとも7時までには行きましょう!
追記
初鳥は大将が一人で炭と格闘しているお店です。しかし、基本的にあまりやる気がなく、串打ちの数も少なめ、5時に行っても予約客以外入れなかったりする。
5時の訪店で断られて裏の味仙でちょっと一杯やって、5時40分くらいに初鳥の前を通ったらカウンターに誰もいなかったりしたw。
それからは、「30分で帰るから、ちょっと一杯やらせーや!」と強く言うと入れてくれたりするw。こういう店は疲れるから、あまり行きたくはないです。
客に勧められたビールをがんがん飲むから酔っ払った遅い時間の大将は殆ど使い物にならないw。その辺も含めて昭和レトロで最高な店です!
焼鳥屋の予約について
名古屋の焼き鳥屋は予約しないと入れない店が増えてきた。つーか、焼鳥ってちょいと軽く一杯みたいな、わざわざ数週間前から予約して行くもんでもないでしょうに…
まあ、ちょっとずつ、空いていていい感じの焼鳥屋、探してみますです、ハイ。
初鳥
名古屋市中区大須3-7-23
TEL 052-241-2442
営業時間 17:00~22:00
定休日 日、祝
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