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美奈登の隣の客に聞いた犬山駅のとんちゃん屋は「がっつり系の若者向け」いわゆる「カルビに大ライス」が似合う学食のような焼肉屋だった!
所用で犬山に登場。午後から犬山観光?そのあとは、美奈登に来ていたお客(Tさん)に聞いた「松屋」で一杯やろうかと…
そのTさんが言うには、
「美奈登より美味しいとんちゃん屋が犬山にある。駅からすぐのコンビニ裏だからすぐわかるよ。お勧めは、(とんちゃん・味噌汁・カクテキ)だ!」との事。
犬山駅に到着。4月の五月晴れ。
犬山駅西口の景観。
コンビニ(サークルK)の裏手にあるとTさんは、しきりに言っていた(笑)。
下見。こんな感じのエントランス。では、17時にくることにしよう…
※アルバイト募集の張り紙が目立つ。
松屋の並びにも渋い店が続く。よくある住居兼店舗(1Fが店、2Fが住まい)形式の飲食店で4棟分あった。
用事を済ませたので、ここからが犬山観光(^▽^)/
駅を西に真っ直ぐ向かった「本町交差点」。ここから北上すると正面に犬山城が見えてくる。いやゆる「おかげ横丁」みたいなやつ。
犬山は串をウリにしているようで、串屋めぐりのパンフレットなんかも犬山駅の観光案内ブースに置いてあった。
さっそくつまみ食い。取り敢えず串カツから。
「いち藤」。エントランス。味のないコンピューター文字の看板が光っている。
串カツ(みそ)。80円だったか?失念。
衣がありえん程ごわついていて、妙な甘味。私が一番苦手とするところの串カツだった。これは甘すぎてスイーツや、ビール合わないよ~
「山田五平餅店」
五平餅で有名なお店のようで結構人が並んでいる。
五平餅160円。これは美味い。ちょっと味噌っぽい苦みと酸味が癖になる。日本酒にも合いそうだ。味噌カツの失敗を取り返す!!
「漬処 壽俵屋 犬山庵」守口漬けの店のよう…
しょう油おこげ焼き。160円。
ミニ焼きおにぎりと、守口漬けの串。守口漬けは、なら漬けのような感じでけっこう甘い。米のあとに喰うもんだから妙にフィットしていてユニークな一串だ。
焼きおにぎりを串で出すというアイデアは面白い。大須の「角屋」でもこのスタイルならごはん物を出せるわけだ(笑)。
犬山城に隣接する神社。ここが城へのショートカットの入り口でもある。
犬山城。真正面からは、テントとか見栄えの悪いものがならんでいるので左サイドから撮ってみた。ピーカンなので、手前の通路に影が縞模様に伸びていて、なかなかの一枚になったなと自画自賛。
バイクブーツを履いていた方が隣を歩いていて「単車ですか?」と話しかける。最近、名古屋に転勤になったようで、休日はバイクで城巡りツーリングをしているとの事。彼は名古屋めしも結構好きだと言っていた(笑)。
犬山城入り口のテントとか、絵ずらの悪いものが気になるので、フレームアウトさせ、思いっきり空に向けてショット。
城では、天守閣から外に出たが、物凄い強風で吹っ飛びそうになった。風で髪がボサボサになり、それを整えていると急に腹が減ってきた。
松屋のオープンの時間も迫ってきたことだし、そろそろ駅に向かうことにしよう…
帰りは迂回して、城見歩道を通って犬山駅方面へと向かう。
お待たせしました、ここからが「松屋」の記事。
4時50分に松屋の前に着いた。暖簾が出ていたから店中に入ると店のおばちゃんが「まだだよーん」と不愛想に言う。
「暖簾、出とるやないか…」と一人で突っ込む(笑)。店の前では若い4人組のお客も待っている。
「5時をだいぶ過ぎてからしか開かないんですよね?」とそのうちの一人に話しかけられた。
僕は、適当にかぶりを振るものの、初めてやから知らんて、と呟く(笑)。
5時15分くらいにやっと店を開けてくれた。
あのー、ちょっと一言ぼやかせてもらうわ。
「なんでこういう事すんやろ?5時に開ければええやん。理解に苦しみますわ。営業時間は守りましょうよ!」
気を取り直して、一杯やります。
先ずはビールから。
瓶ビール(大)クラシックラガー。570円
ちょい冷えが甘いか?ガラス製の引き戸のビールショーケースを使っているのが見えた。このタイプは冷えないんだよね。と思っていたが、見事不安的中!
この冷蔵ショーケースで犬山の夏を乗り越えられるのだろうか。真夏はさらに、ぬるぬるで出しているのか?
お食事メニュー。ラミネートがめくれ上がっていい感じだ。
お飲み物メニュー。瓶ビール、酒しか飲まないので右サイドには興味なし(笑)。
まずは、塩タン。780円から
厚い(笑)。径は小さ目なのでいつも喰ってるぺらぺらなロースハムみたいなタンとはまるで違う。そう、仙台の牛タンみたいだ。ライスの上に乗っけて喰うと美味そうだ。味のほうは歯応えがあるけど、あまりうま味がない野暮ったい味わい。
やはり、タレを多めに付けてライスで喰うとベストだと思う?酒には合わんと感じた…
とんちゃん。190円(笑)。190円は安いです。
Tさんの言いつけを守って、とんちゃんオーダー。カクテキは今はやっていないらしい。
で、このとんちゃん、肉厚があってミノっぽい弾力がある。大き目なのでタレをべったり付けないと中まで味が染み込まない。
大味なとんちゃんだが、190円なら文句なし!
タレと、レモン用の小皿(タン用?)を用意してくれた。タレはしゃびしゃびであんまりうま味がない。タレのやる気のなさと、とんちゃんの臭み&肉厚から、名古屋の「炭焼小屋」をちょっと思い出した。
炭焼小屋は5、6年くらいまえに一回行ったきりなのだが…
※炭焼小屋はとんちゃんの臭みが気になって二度と行っていない。
焼いた写真からも肉厚加減が分かる。厚切りなものだから中まで味が染み込まないのが残念。
個人的には炙るだけの超ぺらぺらなタン塩が好き。塩コショー多め、レモンちょい付けて(笑)。
とんちゃんは焼き上げると丸っこくなるタイプ。形からも「美奈登」「伊勢屋」とは別系統になると思う。これまた大味で繊細なフィールは皆無。タレたっぷり付けてライスで喰うといいのだろう…
炭で喰うと美味いのにと感じたが、昨今ガスコンロの焼肉屋が増えてきた。炭も高いし…
ガスコンロは、表面は焦げているのに、中の焼きがあまいことが多々ある。このタンもそんな感じになってしまった。レモンだれが赤く汚れていることからも分かる…
小ライス。160円。小でもけっこうの量。
焼肉屋でライスをオーダーするのは何年振りだろうか?松屋の大味な肉でライスなしはキツイので。
味のほうはいまいち。ガスで炊飯していないのか?炊き方が悪いのか?飲食店はガス火で大量に作るから普通にやれば、いやでも美味くなる筈なのだが…
はっきり言って、このライスならさとうのごはんの方が美味い。そういえば、神宮前の「伊勢屋」のライスはさとうのごはんをチンだったな、と思い出す(笑)。
味噌汁。120円。Tさんおすすめ(笑)。
出汁が効いていて美味い。そういう味噌汁向けの化学調味料があるのだろうが、だまされてでも美味かった。
これは松屋ではマストかも知れない…
味噌汁は美味いのに、ライスがいまいちなので残念でもある。味噌は「赤だし」ではない。犬山は名古屋に近いが白になるのだろうか?境界線はどのあたりだろうと思案しながら、味噌汁をすする。
ニンニクも頂いた。
ツンとする嫌な苦みだけでニンニクの香ばしい風味が全くなかった(笑)。すりおろしだとは思うが、業務用のチューブにんにくの方がまだましだ。間違いなく中国産の安いにんにくだろう。にんにくは国産に限る。
塩タンもポーション多めなので、なかなか片付けられないでいる(笑)。
ハラミ。690円。
塩胡椒で頂いた。すじがあってあんまりいい肉ではない。あと、盛り付けが超汚いw。
これだったら、他店の1000円のハラミの方がいい。
心臓牛。420円。
うしハツは珍しいのでいってみた。
レバーっぽいハツで、ねちょっとしている。やわらかいテクスチャが意外だった。やがりハツは豚の方が美味いですね?
あと、ハツは炭火じゃないとダメ。ハツはもっとも炭火が適している部位ではないだろうか…
お酒(一合)。熱燗。370円。
酒を飲んだ後、会計をすましてさっさと退散。
Tさん「わしは、美奈登の方がええっすわ(笑)」
【総評】
帰る頃には、店内はほぼ満席に。見渡すと全部間違いなく20代の客。で、8割がたの客が大ライスを食べていた(笑)。
向かいのテーブルの3人組の若いグループは、ジャージ上下みたいなスタイルで登場して、「カルビ・タン塩・大ライス×3」でオーダーしていた。さっさと10分くらいで完食して僕より早く帰って行った(笑)。
三人でカルビ、タン塩1人前をシェアするのだ(笑)。かしこいです。この肉厚のあるポーションでかめのタンは確かに、3人でシェアできるぞ(笑)。
ちょっと、割り勘にしたらいくらになるか計算してみた。
カルビ>580円
タン塩>780円
大ライス>230円×3
2050円÷3は、一人700円で釣りが来る(笑)。
ボリュームのある、焼肉定食の出来上がりだ。ほんと、賢いです。ここ犬山の「松屋」はそういった利用の仕方がベストなのかも知れない。
最後に、アルバイトスタッフの若い兄さんが「中日ドラゴンズの亀澤」に似ていて印象に残っている(笑)。声が小さくて覇気がないのだが、妙に要領のいい正確な接客で戦力になっているのか、なっていないのか判別しにくいアルバイトさんw
で、彼が焼肉の配膳前に厨房横でひっきりなしにタバコを吸っている。勤務中はふつう、吸わんやろ。店も営業中はバイトにタバコ吸わせんやろ、と思ったり。
入り口のドアにバイト募集の張り紙がしてあったから、勤務中もタバコ吸っていいよ!とか緩くしないとバイト集まらんのか?とか思ったり。
松屋はライス喰いにいく、がっつり系のお店で、ちびちび一杯やる僕みたいなおっさんは場違いでした(ノД`)・゜・。
とんちゃん屋、探しの旅は続く…
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