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しっかりとした味付けとゆったりと会話ができる瀟洒な空間は酒飲みのためのオアシス、正真正銘のオステリアだった！
電話で２名予約、テーブル席かカウンターかを選べましたが、ゆっくり話をしたかったのでテーブル席をチョイス。
場所は池下から裏の住宅街に２ブロック程入ったところ、ちょっとわかりづらいですが白いマンションの半地下で入口は↑の写真の坂を上がって左側、まさに隠れ家です。
オープン時間ちょうどに着き先客はなし、庭が見えるガラス張りサイドのテーブル席に着席、
オーダーはコースで季節のメニュー 6,000円
それぞれ肉と魚で、
この日はかなり暑く、駅から歩いてちょっと汗ばんだので、まずは琥珀エビスビールで軽く乾杯！ほぼ一気に飲み干したあと、
突き出し登場、
ひんやりシャーベット状のアイスの上にカニの身が乗っていて、無茶苦茶美味い！
程良い甘さで甘いものが苦手な自分もかなりつぼりました。カニのうま味と風味、香草のツンとした香りが食欲を増進させます。もっと喰いたい欲求にさせられ、かなりお腹が減っていた状態だったこともあり、内臓を引っかき回されたような空腹感を感じて（笑）
何が言いたいかと言うと、いわゆる前菜には最高！
続いてオードブル、カプレーゼ。
プロシュート、モッツァレラ、トマト、バジル・・・
ボウルなんかで軽くぐちゅぐちゅぐちゅと潰しているので一緒に食べると一体感が出る。これも旨いわー、美味いでなく旨い（なんとなく）
オイルもマイルドで油ギッシュな感じは全くなし。
この辺りで赤ワインを一気に体に補給したい気分になって、
※ずっと片手にワインリスト抱えたまま食べてます（笑）
自家製のパン、しっかりと味が乗っかっているのでこれだけでも十分に酒のつまみになる、
プロシュートを見ていたら、なんとなくマルゲリータを連想し、パンに無理からモッツァレラ、トマト、バジルを乗せ一気に口に入れ頬張る、
「マルゲリータやー」と独り言、
もう我慢ならず、赤ワインリストをガン見、
赤、白、１本ずつボトルを開けて２万位ですませたかったので、3,000円代のワインを中心にリストアップ（せこくてすいません）
結局、ランゲネッビオーロをオーダー！
ネッビオーロではポピュラーなランゲ、色は比較的ライトなルビーレッドで穏やかな輝き、アタックは中庸ですっきりテイスト、パンチはあるがタンニンは強すぎず穏やかな印象、
ワイングラスのフィーリングもいいものだからワインがぐいぐい進みます。
口当たりが本当に良いグラスで、唇にそっと触れる感じ。ガラスの感触がほとんどしないです、ステムも細くて綺麗、下の方を持って回しながら飲む人には最適、
ムール貝のパスタ、パンチが効いていてワインに凄く合います。ムール貝の下にパスタ麺が完全に隠れて（笑）、ムール貝どかーん、パスタはちょこっと4、50g位、そんな感じです。
感心するのは結構な量のオリーブオイルを使用しているのに、食べてみるとオリーブオイル独特のオイル臭は殆ど感じないところ。家庭でオリーブオイルを使った料理をするとどうしてもオイルのテイストが先頭に立ちくどくなってしまいがちです。こちらは上級のエキストラを使用しているとは思いますが。
メインの魚料理、この鱸は美味かったです、グリルで焦げた部位が物凄くスパイシーで、一気に１切れ２切れ行きたくなります。
その唇にこびりついたスパイシーな香りを辛口のシャルドネで一気に胃袋に落とし込みたくなり、
白ワインをボトルで行くぞと、
もう今すぐ飲みたいばっかで、
「適当になんでもいいですわ、3,000円代の辛口なシャルドネ下さい」
と何ともカッコ悪いオーダーの仕方で（笑）
肉のメインディッシュです、もうこの頃には赤ワインは殆ど残っておらず、もう１本開けようかと思いきやぐっと我慢してシャルドネで食します。肉の焼き加減は完璧、ソースも美味、濃厚だけどまとわりつかないというか、いわゆる肉汁が染み出ていかにも肉のソースです、という感じではなく、比較的あっさりと、でもキレはあるよと。肉と魚を交互に食べても違和感がないそんな感じ。
残ったソースをパンに付けてぼりぼり、ぼりぼり、けっこう腹ふくれてきました。
チーズ登場、もうこうなるとこれをつまみにもうボトル２本くらい開けれるだろ、そんな感じです。ボリュームもあってほんと、美味しい。幸せ。
デザートを食べているときに思ったのは、もうボトル１本くらい開ければよかったかなと後悔。ですから、ほとんどデザートの味は憶えておりませんです、はい。
オステリアリュウお勧めです！！！
レコメンドメニュー／
単品で好きなメニューをオーダーするのもよいと思いますが、ここはもうシェフに全てを委ねてコース料理で。6,000円のコースにボトル２本開けて二人で２万位がお勧めです。
最後に／
予約の電話からお店の真摯な対応が伝わってきます。料理は全てにおいて本当に美味。しっかり味が乗っていてスパイシー、ワインに無茶苦茶合います。自分は２名で２本開けましたが、この料理なら３、４本はいけたかなと（笑）。逆に言うと、お酒を飲まない人にとってはちょっと塩辛い味わいかも。隣りのテーブルの若いカップルはコース料理でグラスワイン一杯ずつでしたし、他のお客さんでもボトルを開けていた方はいなかったような。
カジュアルにふらっと寄れて、静かに落ち着いたテーブルで話ができる、そんな美味しいイタリアンのお店はありそうでそうないかと。例えばゴルフ帰りなどのシチュエーションなどにも使えるなと思いました。運動した後などには特にお腹が減りますが、そんなガッツリ飲み喰いしたいケースなどにも最適なお店です。
「今日、OB打っちゃったよー」なんて反省会にも。
オステリア・リュウ
名古屋市千種区向陽1-11-14 池下ホームズ1F
TEL 052-710-9517
営業時間 18:00～23:00(L.O)
定休日 日曜日、第１第３月曜日
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