大盛鮮魚カツオ|串カツオ(居酒屋)西区

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激安大盛り刺身は確かに魚屋の兄貴からの横流しだった!

友人から凄い店見つけたと連絡があり、その友人を交えて刺身好き野郎4名で訪店。(4人で仲良く名古屋駅西の銭湯、金時湯で汗を流してから)

アクセスはちょっと不便なところにあって、地下鉄黒川と浄心のちょうど真ん中あたり。名駅から店の前まで行く路線バスがあり、今回は市バスで向かいました。

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6時、口開けと同時に店に入る。(5時オープンが6時になったみたいです)

旭日旗と大波のべたな看板が刺身モードを高めます。

看板のさらに上には串カツオと書いてあり、店名は串カツオ改め、大盛鮮魚カツオ?になったのか。

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店の入口のメニュースタンド。このへんをチョイスしておけば間違いなし!?

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料理の配膳まで結構な時間が掛かるので、すぐ出るかもメニューを入口でチェックしてから入店するとよいかも。自分はこの時、一番下のずわい蟹むき身をチェック!

一番奥のテーブル席に座ると壁には、中日ドラゴンズ元エース、20番、小松辰雄のサイン入り色紙が目に入る。

「スピードガンの申し子」と書いてある(笑)。

小松投手は確か石川だったな、日本海は刺身が美味いな、小松投手一押しなら美味いに決まってるぞ、と思案を巡らしていると大将登場。

非常に若い大将なので失礼ながら最初はアルバイトさんだと思ってました。

大将は自分たちのテーブルには目もくれずスルーすると、壁のブラックボートに近づき、ホワイトマーカーで書き出しました。ペーパーなど見ずにガンガン、マーカーを走らす姿を見て、

魚詳しいな、仕入れのこととか魚の状態、部位とかサイズとか、全部頭の中に入っているんだろうな、魚屋みたいだな、と思い、それと同時にこの店は美味いだろう、美味い筈だ、美味いに違いないと確信!?

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突き出しのキャベツ。葉を一枚一枚並べて大きめに縦に切った短冊タイプ。いきなり包丁を入れるよりキャベツの青くさい風味が出ます。

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この串カツ用特製ソースが美味しいようで、早速キャベツで試してみる。

非常にまろやかで美味しい!だしが効いていてソースなのにどことなく醤油っぽい感じ?適度な甘みがあって癖になります。

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いきなり大瓶4本!

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ビールはサッポロ赤星。赤星が好きな自分としてはポイント高し!赤星の法則っていうのが自分の中にはあって、赤星が置いてある店には基本外れなし!?

※何故か瓶ビールはセルフ。カウンター手前の冷蔵庫から勝手に取出して栓を開けます。

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串カツ登場!

衣が非常に薄くてサクサク。油臭くなくて油身も全くなくヘルシーな感じ。いわゆる昔ながらの大阪屋台の串カツとはちょっと違っていて、もっと上品な味わいです。形状も楕円形ではなくて、うずらみたいにモコっとしてる。半分にちぎって喰おうとすると、外側の衣だけスコーンと抜けて肉だけ串にくっついているタイプ。その点は日本の伝統B級グルメThe串カツを守ってます(笑)。

先程の特製ソースを付けると輪をかけて上品な味わいになります。串カツはいつもそのままか塩胡椒で食べる自分が特製ソースをガンガン付けて食べました。

この串カツは美味いです。赤星と合わせるとさらにもう一段上品な味になります。

B級グルメ感は殆どなく、丁寧な和食を喰ってる感覚。

料金は確か80円。正直、串カツだけでも串カツ屋の串カツより美味いです。中村の八幡屋、瑞穂の品川あたりの串カツをよくテイクアウトしますが、それより好みかも・・・

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この梅テイストな塩を付けるとまた美味!同じ串カツでも違った味わいになりまたまた赤星がすすみます!

こんだけ、串カツ美味いんだから店名は「串カツオ」でええんちゃうか、と独り言(笑)

銭湯で汗を流してから行ったので赤星が運動した後のスポーツドリンクみたいにグビグビ入る。ここまで、串カツだけで相当な本数の赤星を開けてます。

開店時オーダーした料理が6時半頃からこぞってぞくぞく登場!

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紅ずわい蟹むき身。入口で予めチェックしたやつ(笑)。

これは美味かった。いわゆるふつーの蟹のむき身ですが、ポーションでかいです。でかすぎです。料金は580円。安いです!自分の行きつけの居酒屋ならこの四分の一の量で500円かな。ポン酢とかいろいろな薬味で味のバリエーションを楽しみます。ジャンクっぽく反則技ですがマヨネーズでもいきたくなりました。

蟹が苦手な友人も匂いがなくて美味いとバクバク喰ってました。

蟹好きは絶対コレ行きましょう!

添えてあるネギも美味い。断面が鋭いから、だらっとした食感ではなくキレがあります。辛みを抑えた中荒唐辛子?もビールに合う。

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牡蠣燻製。見た目よりあっさりしていてさっぱり味が良いです。いわゆる牡蠣くささが苦手な人でもいけそう。日本酒はもとより、バーボンやスコッチロックにも合いそう!

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鶏レバー。これまた一切のくさみなし。さらっ、つるっと喉元を落ちる。デフォルトでは、ごま油が付いてくるが、レモンだけでも十分いける新鮮さ。

一度だけごま油を少々付けて食すも、全員一致で、

「こんだけ新鮮で、なんなら何も付けなくても美味いぞ、ごま油付ければそりゃ美味いけど、ごま油が勝ってしまうし、このレバーには勿体ないやろ!」

みたいな話になり、やはりここは、

「すいませーん、生姜醬油くださーい!」(笑)

となってしまいます。

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ちょっと時間が経って、生姜忘れてんな、と思った頃に生姜登場!

「おぉおおおおっ、美味そうな生姜じゃねえか、ハウスチューブじゃねえ」と叫びながら口に入れると、

この生姜が美味い(笑)。無茶苦茶美味い。これだけで酒のつまみになります。

ぼこぼこしたマシュマロマンみたいな生姜が高知にありますが、どうでしょう、例のその高知の生姜と推測しますが、違ったらすいません。

この生姜醤油を少しだけ付けて食べるレバーは最高。ベストマッチ。レバーのつるっとした食感に荒い生姜がちょっと引っかかり口の中は絶妙なバランス。

続いて、鯨ベーコン。なんだこのポーション、ボリューム有りすぎ。赤ベーコン、白ベーコンがきれいに並ぶ。

「この鯨は裏です、やばいです、まじ、やばいっす」と若大将の声がこだまして(笑)

鯨は、捕鯨の規制のため、今では調査捕鯨で捉えられた鯨しか食べられない筈。

鯨ベーコンはミンク、イワシ、ナガス鯨を加工しているようで、豊富なタンパク質の割にカロリーが低いし、最高の食材です。

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何なんだこの味は、この珍味ぶり。笑えてきます。酒は何が合うかを考えましたが思いつかず(笑)。

もちろん、日本酒に合うとは思うけれど、それでは全体の印象がなとりの珍味になってしまう。ビールもいいけど、さすがの赤星もこの珍味ぶりには負けてしまう。ここは死ぬ程辛口で鼻がひん曲がるほどフレンチ樽くさいシャルドネあたりがいいんじゃないか、と自問自答。

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刺盛りがくるタイミングを見計らって予め日本酒冷やを注文!とりあえず串カツオではハウスっぽい扱い?の一番安い菊正宗から。

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刺身最強3種盛り登場!

天然活〆ひらめ薄造り、特上金目鯛炙り松皮造り刺し、天然活〆いさき刺し!他

若大将が魚の説明を非常に丁寧にしてくれます。これがまた楽しい。盛りの美しさを視覚から感じ、若大将の言葉による聴覚からの刺激でさらに食欲を高めます。

刺身の感想はとにかく新鮮、美味!天然だからコリコリ(正確にはゴリゴリっていう感じ)

新鮮すぎて、ゴリゴリとした食感が味わいより前面に出てしまうような・・・

例えば、名古屋なら師崎とか、日本海の港町なんかでさっきまで活きていた魚を刺身で喰うと、全く匂いがなく、味もあまりなく、顎が辛くなって凝るような歯ごたえだけが残ったりしますが、そんな感じ。

名古屋の真ん中なのに師崎とか日本海に行ったような不思議な感じです。

だから、刺し盛りで色々な種類の魚を食べているのに味わいよりも歯ごたえが強烈過ぎて全部一緒の魚を食べているような(笑)。貧相な舌ですいません。

特に美味かったのは炙り。この炙りはびっくりするぐらい美味かったです。

表面だけをほんの少し炙った炙りで、酔っ払って食べていたら気付かないくらいの軽い炙り。この炙り加減は絶妙でした。

そして、さっきオーダーした菊正宗を口に含む、と

全く合わず(笑)。

ここ串カツオの刺身には菊正宗は完全に役不足、おっと間違えた力不足!

新鮮な刺身の歯ごたえの後、菊正宗の嫌な辛みだけが口に残り直前に食べた刺身を忘れてしまうような、そんな感じで。

次はどの日本酒にチェンジしようかな、と考えていると、

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またまた、日本酒に合うつまみ登場!

菊正宗の失敗を取り返すべく、プレミアムの旭酒造、獺祭(だっさい)の安い方、純米大吟醸、磨き三割九分、1,180円をオーダー!

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獺祭だけに、グラスもプレミアム!?

味は物凄いキレ、キレキレです。壁に掛けてある小松辰雄の全盛期のストレートくらいのキレ(笑)。

一合、1,000円以上の酒は何でも美味いよな、と皆で話しながら・・・

ただ、無茶苦茶美味いんですが、自分にとっては、最初から最後まで真っ直ぐなキレで抑揚がない感じ。フィニッシュでほんの少し包み込むようなまろやかさがあれば串カツオの刺身にもっと合うような。

末廣屋のしぼりたて一の蔵があれば最高かも、と友人と話したり・・・

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車海老踊り刺身、980円。

これは本当に踊っていて、串を外したら大暴れしていました。ちょっとピンぼけ気味なのは自分の撮影ミスではなく海老が動いているから?

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頭は素揚げしてもらいました。極上かっぱえびせん!

これはビールだろ、ということで再度、赤星にチェンジ!

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獺祭の後は、八海山をオーダー!一合980円。いわゆるオーソドックス、安定して旨い日本海の酒。

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手羽先。これはちょっと大き目。いわゆる風来坊の小振りでカリカリした手羽先ではなくて、とりの唐揚げっぽい味。ちょっと印象には残らない感じ。

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締めのじゃこ飯。大量のじゃこの上にその他もろもろトッピングみたいな。じゃこ好きにはたまらないと思います。

レコメンドメニュー/
・串カツ(タレもいいけど梅塩で)
・鶏レバー(ごま油ではなくて生姜醤油で)
・蟹むき身
・最強お任せ三種盛り

最後に/
本当に安くて美味しいお店。若大将の気概が伝わってきます。ちょっと辺鄙な場所にありますが、野郎4人で行くならガイガイワヤワヤそこまでいく道中も楽しいってもんです。出てくるのが遅いですが、酒をチビチビやりながら飲む自分のペースにはぴったり!すぐ出るメニューを赤星で一杯やりながら最強三種盛りが出るのを待つとしましょう!

わさびがちょっと辛みが弱かったような印象。魚しんのすけのような本山葵があれば有料でも頼みたい。

訪店したときの日本酒ラインナップは安いか高いか(菊正宗 or プレミアム系1,000円)だったので、ミドルレンジが充実すればさらに嬉しいです(6、700円ゾーン)。菊正宗はイマイチですし、獺祭二割三分磨きぐびぐび行ってたら銀行行かなければなりません(笑)。

港町で豪快に喰ってる気分にさせられる串カツオ、お勧めです!

大盛鮮魚カツオ|串カツオ
名古屋市西区秩父通2-4
TEL 052-523-7066
営業時間 18:00~23:30
定休日 木曜日

追記>なんと、2015年1月に名古屋市西区庄内通4丁目6番地 レジデンス庄内の一階に移転?2店舗目の新店?を出すそうです。
庄内通駅から2分とアクセスがよいので、これからは庄内通店に行くことになりそうです。

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https://twitter.com/kusikatuo
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